2024/11/12
ニュープロダクツ
大日本印刷(DNP)は、企業のサイバーセキュリティ対処プロセスの各種運用業務を支援する「セキュリティ監視運用サービス」として、PCやサーバーなどのエンドポイントへのセキュリティ脅威の侵入をリアルタイムで検出・通知するEDR(Endpoint Detection and Response)製品を用いた「エンドポイント監視運用サービス」を提供する。
「エンドポイント監視運用サービス」は、同社が顧客や自社の情報資産の保全を目的として2023年からグループの国内および17の海外拠点にある約4万5000台の端末にパロアルトネットワークスの「Cortex XDR(コーテックス エックスディーアール)」を導入して監視・運用を実施してきたノウハウをもとに提供するもの。今回のサービスは、「Cortex XDR」を監視対象EDR製品として提供する。
同サービスでは、EDRが発する異常検知を24時間365日監視し、セキュリティ脅威の侵入の疑いが生じた際に企業のインシデント対応組織へ通知する。通知内容等に関する問い合わせにも24時間365日、日本語および英語でメール対応する。また、DNPの国内と海外拠点のエンドポイントも一括して監視し、対象拠点でのインシデントの疑いを早期に検知・分析することで、顧客の迅速な脅威の特定と初動対応につなげる。
さらに、DNP情報システムにおいてサイバー攻撃の検知・分析を行う専門組織「サイバーフュージョンセンター」の専門家が、監視したEDRログをもとに検知ルールの最適化について提案・設定する。
そのほか、多様なエンドポイントの環境におけるEDR製品のアップデート時の不具合発生リスクを最小化するため、導入企業のエンドポイント環境を仮想的に再現した設備でのアップデート検証を実施する。
同サービスの価格は、監視対象エンドポイントが500台の場合で年間584万円(税込み)〜。なお、「Cortex XDR」のライセンス・導入費用は含まない。
同社は今後、同サービスで対応するEDR製品を拡充するほか、「セキュリティ監視運用サービス」の機能拡充やセキュリティ教育、ガバナンス組織構築のコンサルティングなど、多角的にサービスを展開していく。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
- keyword
- サイバーセキュリティ
- EDR
ニュープロダクツの他の記事
- エンドポイントのセキュリティ監視運用を支援
- 操作性・安全性にも配慮した地下シェルター向け特殊扉
- 中小企業向けのランサム対策ネットワークストレージ
- 約1.5日先までの洪水範囲・浸水深をリアルタイム予測
- 業務分析機能を備えた屋内位置情報システム
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/12
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方