2024/11/02
防災・危機管理ニュース
九州北部と中国、四国では2日未明から午前にかけ、前線や台風21号から変わった低気圧の影響で大雨になる所があった。長崎県では未明に発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生した。東海道・山陽新幹線は午前中に運転を一時見合わせ、再開後も遅れが生じた。
大雨の中心は次第に東へ移動しており、気象庁は西日本では同日夜まで、東日本では3日まで警戒し、突風や落雷に注意するよう呼び掛けた。
長崎県松浦市では2日午前9時40分までの24時間雨量が378ミリ、山口県岩国市では午前11時40分までの同雨量が275ミリに上り、いずれも地点ごとの11月の観測史上最多記録を更新した。松山市付近では午前11時半までの1時間雨量が約100ミリとの記録的短時間大雨情報が発表された。
3日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、四国200ミリ、東海180ミリ、関東甲信と北陸、近畿、中国、九州北部120ミリ。
〔写真説明〕大雨で山陽新幹線が運転見合わせとなり、混雑するJR新大阪駅=2日午前、大阪市淀川区
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方