2024/09/04
防災・危機管理ニュース
警察庁の露木康浩長官は4日、東京電力福島第1原発を訪れ、テロ攻撃などの警戒に当たる警備部隊を視察した。終了後、報道陣の取材に応じ「ドローンへの対処を含めた訓練の高度化など、取り組みを強化したい」と述べた。
露木長官は同日午前、東電幹部から原発内にたまる処理水の海洋放出の手順などについて説明を受けた。また構内などを警戒する原発特別警備部隊の隊員4人を激励した。
同原発は、処理水放出や2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業で関心が集まっており、露木長官は「(テロなどへの)警戒を高める必要があると認識している」と強調した。
〔写真説明〕東京電力福島第1原発を視察し、報道陣の取材に応じる警察庁の露木康浩長官=4日午前、福島県双葉町(代表撮影)
〔写真説明〕7月25日の記録的な大雨により警察官2人が殉職した現場で、鈴木邦夫山形県警本部長(右から2人目)から説明を受ける警察庁の露木康浩長官(右端)=3日、山形県新庄市
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方