【ワシントン時事】世界銀行は29日公表したリポートで、主要な新興・途上国50カ国の3割で今後1年、銀行などの金融業が高いリスクに直面するとの見通しを示した。途上国でも所得が比較的高い国より、低い国のほうが脆弱(ぜいじゃく)で、低所得国などでは半数が高リスクと指摘した。
 世銀は、日米欧などの金融政策の影響や、ロシアのウクライナ侵攻といった地政学的な対立激化によるエネルギー・食料価格の上昇をリスクとして列挙した。 
〔写真説明〕世界銀行の本部ビル=ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)