2024/08/20
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】11月の米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領が、米人気歌手テイラー・スウィフトさんが自分を支持しているかのように見える偽画像をSNSに投稿し、ファンの反発を浴びている。絶大な人気を誇るスターを利用しようとしたとみられるが、かえって「炎上」を招く結果となった。
トランプ氏が投稿したのは18日。スウィフトさんやそのファンの複数の画像に「私は(支持を)受け入れる!」とのメッセージを添えた。
そのうちの1枚はスウィフトさんが米国を擬人化した「アンクル・サム」に扮(ふん)し、トランプ氏への投票を呼び掛ける画像で、人工知能(AI)で生成されたものだった。「トランプ支持のスウィフティーズ(スウィフトさんのファン)」と書かれたTシャツを着た若い女性らの画像もあった。
スウィフトさんは2020年の大統領選では民主党のバイデン大統領を支持した。今回は立場を明らかにしていないが、人種的・性的少数派(マイノリティー)や人工妊娠中絶の権利の擁護など、民主党寄りの発言を繰り返している。
民主党のハリス副大統領を支持するスウィフトさんのファン団体は米メディアで「われわれは全てのファンを代表しているわけではないが、ハリス氏支持を示すのにAIは必要ない」と指摘した。
〔写真説明〕米人気歌手テイラー・スウィフトさん=5月24日、リスボン(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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