【ニューデリー時事】インド南部ケララ州の丘陵地帯を30日未明に襲った土砂崩れで、死者は31日までに163人に達した。100人近くが行方不明との情報もあり、犠牲者はさらに増える恐れがある。現場では、軍などによる救助・捜索活動が続いている。地元メディアが伝えた。
 被災地となった紅茶農園などが広がる同州北東部ワヤナド地区では、30日午前8時半までの24時間で409ミリの猛烈な降雨量を記録した。数百棟の家屋や道路が崩壊し、主要な橋も流された。住民ら約3000人が仮設の避難所に身を寄せている。 
〔写真説明〕31日、インド南部ケララ州北東部ワヤナド地区の土砂崩れ現場で捜索を行う救助隊(インド軍提供)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)