能登半島地震の災害関連死を認定する石川県などの審査会が30日開かれ、21人を追加認定するよう答申した。市町が正式に認定すれば、関連死は110人、直接死と合わせた死者は339人となる。また1人について、地震との因果関係を認めない「不認定」の答申が初めて出された。
 審査対象となった35人のうち、新たに認定されたのは七尾市の6人、珠洲市の8人、能登町の7人。うち珠洲市の4人は5月の審査会で継続審査となっていた。震災初期に亡くなった珠洲市の高齢者は持病が原因と判断され、不認定となった。
 今回の認定者の中には、入所施設が被災して断水や停電で体力が衰えた人や、自宅が被災して酸素吸入ができなくなった人などが含まれる。七尾市の2人、珠洲市の4人、穴水町の3人、能登町の4人は継続審査となった。 
〔写真説明〕避難所となった高校を訪問する薬剤師=1月7日、石川県穴水町

(ニュース提供元:時事通信社)