総務省消防庁は30日、熱中症で救急搬送された人が22~28日の1週間で1万2666人だったと発表した。今年の調査を開始した4月29日以降で、1週間の搬送者数としては最多。東・西日本を中心に厳しい暑さとなった影響で、前週(15~21日)の9078人から3588人増えた。
 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者は7279人で全体の57.5%を占めた。死者は23人で、3週間以上の入院が必要な重症者は334人だった。熱中症の発生場所は、自宅などの「住居」が4928人と最も多かった。 
〔写真説明〕サイレンを鳴らし、緊急走行する救急車(資料)

(ニュース提供元:時事通信社)