【イスタンブール時事】イスラエル中部の商都テルアビブで19日、ドローンによる攻撃があり、地元メディアによると市民1人が死亡、数人が負傷した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が「敵の迎撃システムをかいくぐる新型ドローンで作戦を行った」と主張。イスラエル軍報道官は、イエメンからイラン製ドローンが発射された可能性が高いとの見方を示した。
 イスラエル軍は「爆発は飛行体の落下が原因で、警報が作動しなかった」と説明した。地元メディアは空軍の初期調査内容として、爆発物を積んだ大型ドローンの飛来は認識できたものの、人的ミスで警報が発令されなかったと伝えた。
 AFP通信によれば、テルアビブへの攻撃で人的被害が出るのは、パレスチナ自治区ガザからイスラム組織ハマスがロケット弾を発射して1人が負傷した5月下旬以来となる。 
〔写真説明〕19日、イスラエルの商都テルアビブで、ドローン攻撃を受けたとみられる爆発現場(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)