活発な梅雨前線が日本海から東北へ延び、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、10日は東北から九州まで広い範囲で大雨となる所があった。前線は12日にかけて南下する見込みで、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫に警戒するよう呼び掛けた。
 島根県出雲市では午前8時20分までの24時間雨量が211.5ミリと、同地点の7月最多記録を更新したほか、秋田県大仙市で同146.5ミリ、鳥取県境港市で同139.5ミリを観測した。
 11日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で九州北部、東海で180ミリ、東北、中国で150ミリ、北陸、近畿で120ミリ。その後、12日午後6時までの同雨量は九州北部で100ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)