東京電力パワーグリッド(PG)は8日、管内の電力供給の余力を示す予備率が、最低限必要とされる3%を同日午前に下回ったと発表した。猛暑で冷房の使用が急増し、一時2.7%まで低下した。他エリアからの電力融通や火力発電所の追加稼働などにより、正午前には3%超に回復した。関西電力送配電管内でも一時3%を割った。
 3%未満は政府による「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」の発令基準に相当する。東電PGは午前に、関西電力送配電は午後に、それぞれ中部電力パワーグリッドからの電力供給を受けた。9日は東電PG管内で一時4.2%に低下する見通し。 

(ニュース提供元:時事通信社)