東北地方南部から沖縄にかけては７日も太平洋高気圧に覆われて晴れ、厳しい暑さが続いた。静岡市駿河区の静岡地方気象台では午後１時１８分に気温４０．０度を観測し、今夏全国で初めて４０度以上となった。３５度以上の猛暑日になった所は今夏最多の２４４地点（午後５時時点）に上り、全国観測点の４分の１を超えた。
　梅雨前線は日本海に北上したままで、８日も猛暑になる所が多い見込み。気象庁と環境省は日中の外出を避け、エアコンを使うなどして熱中症を防ぐよう呼び掛けている。
　７日は群馬県下仁田町・西野牧で３９．８度、甲府市で３９．３度、福島県浪江町で３８．８度を観測。主要都市の最高気温は仙台と大阪３４．８度、東京都心（千代田区）３４．４度、名古屋３７．７度、福岡３５．２度だった。
　静岡地方気象台では１９４０年の統計開始以来の最高気温を更新した。４日に３９．３度を観測した後、３５度程度となる日が続いていた。
　全国の観測史上最高気温は、２０１８年７月に埼玉県熊谷市、２０年８月に浜松市でそれぞれ観測した４１．１度。　
〔写真説明〕気温が上昇し、皇居前の歩道では蜃気楼（しんきろう）の一種「逃げ水」が見られた＝７日午後、東京都千代田区

（ニュース提供元：時事通信社）