政府は28日、小学校通学路の交通安全に関する関係府省庁のワーキングチーム会合を持ち回りで開き、事故の危険があるとされた全国7万6404カ所全てで信号機設置や制限速度の引き下げなどの対策が完了したと報告した。歩道整備に時間のかかる場所などには、注意喚起の看板設置といった暫定的な措置を講じた。
 2021年に千葉県八街市で下校中の児童5人が死傷した事故を受けた対応。能登半島地震で被害を受けた石川、新潟、富山3県を除き、3月末時点で安全対策が完了したと公表していた。今回、被災3県でも確認された。 

(ニュース提供元:時事通信社)