気象庁は２５日、７～９月の３カ月予報を発表した。平均気温は全国的に平年より高く、熱中症に警戒が必要。雨量は西日本が平年並みか平年より多く、北・東日本と沖縄・奄美地方はほぼ平年並みの見込み。
　太平洋赤道域東部（南米沖）の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が５月に終息し、逆に平年を下回るラニーニャ現象に近づいている。このため太平洋熱帯域西部とインド洋熱帯域の海面水温が高く、積乱雲の発生が多くなり、北方では太平洋高気圧とチベット高気圧の日本付近への張り出しが強まって暖かい空気に覆われやすくなる。
　【７月】東日本日本海側と北日本（北海道・東北）は曇りや雨、沖縄・奄美は晴れの日が平年同様に多い。東日本太平洋側と西日本の前半は曇りや雨、後半は晴れの日が平年同様に多い。
　【８月】北日本は天気が数日周期で変わる。東・西日本と沖縄・奄美は晴れの日が平年同様に多い。
　【９月】西日本日本海側と北・東日本は天気が数日周期で変わる。西日本太平洋側と沖縄・奄美は晴れの日が平年同様に多い。　
〔写真説明〕気象庁＝東京都港区

（ニュース提供元：時事通信社）