九州南部は21日、活発な梅雨前線の影響で一時大雨となった。気象庁は同日午前5時18分に、発達した雨雲が連なる線状降水帯が鹿児島県(奄美地方を除く)で発生したと発表した。
 大雨は峠を越えたが、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、22日も大気の不安定な状態が続く見込み。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、同庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するとともに、突風、落雷にも注意するよう呼び掛けた。
 鹿児島県指宿市では、21日午後5時までの48時間雨量が452.0ミリと、この地点の観測史上最多を更新した。 

(ニュース提供元:時事通信社)