2024/05/27
防災・危機管理ニュース
【シドニー時事】南太平洋のパプアニューギニアの防災当局は27日、先週末に起きた地滑り災害で「2000人以上が土砂に埋まったとみられる」と明らかにした。一方、被災地周辺では部族間の暴力が報告されており、治安悪化の懸念が強まっている。
国連専門機関の国際移住機関(IOM)は、死者を「670人以上」と推定しているが、実際にはさらに増える可能性がある。24日未明の発生から既に72時間以上が経過しており、生存率の低下は避けられない状況だ。また、最後に国勢調査が行われたのは2000年で、当局は以後の人口増加の実態を把握できていないもようだ。
〔写真説明〕26日、南太平洋のパプアニューギニア・エンガ州の地滑り現場で、捜索活動を行う人々(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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