2024/05/25
防災・危機管理ニュース
【シドニー時事】南太平洋のパプアニューギニア中部の山村で起きた地滑り災害で、地区の代表者は25日、地元メディアに対し、「300人以上が死亡した恐れがある」と説明した。当局は救援要員を現地に順次送っているが、道路の寸断で重機の搬入が難しく、捜索・救助活動の本格化には時間がかかりそうだ。
地滑りは24日未明にカオカラム村で発生。ここ数週間、激しい降雨が続き、地盤が緩んだことが原因とみられる。崖崩れがなお続いており、当局は警戒を呼び掛けている。家屋への被害は1000件以上と推定されている。
パプアと昨年に防衛協力協定を結んだ米国に加え、隣国のオーストラリアも災害対応で支援を行う用意があると表明した。
〔写真説明〕25日、パプアニューギニアの地滑り現場に到着した救助隊(国際移住機関=IOM=提供)(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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