【カイロ時事】米ニュースサイト「アクシオス」は24日、イスラエル当局者の話として、軍トップらが同日、カイロを訪問し、エジプトの情報機関幹部とイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について協議したと報じた。軍は侵攻の準備を完了したと伝えられており、実行に向け詰めの調整に入った可能性がある。
 協議にはイスラエルのハレビ軍参謀総長と国内治安機関シャバク(シンベト)のバー長官、エジプトのカメル総合情報庁長官らが参加した。イスラエルはイスラム組織ハマスの大隊がラファに残っていると主張。境界を接するエジプトは侵攻に伴うパレスチナ人流入への警戒を強めている。イスラエル当局者は、エジプトとの緊密な調整が侵攻の「基本条件だ」と説明した。 
〔写真説明〕パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、食料を受け取るために並ぶ避難民の子供ら=19日(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)