「Spark Eye」の導入により、三者ともにメリットがある「三方よし」を実現

イーアイアイは今年1月、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険と廃棄物処理施設における火災被害の問題解決に向けて協業を開始した。イーアイアイが開発した火災延焼を防止するAI火花検知システム「Spark Eye」を廃棄物処理施設へ導入促進する共同取組みを行うもの。

具体的には、あいおいニッセイ同和損保の代理店が、廃棄物処理業の契約者等に対して「Spark Eye」の導入提案を行い、イーアイアイは、代理店と連携して導入促進を行うことを予定する。

これにより、廃棄物処理業者にとっては「Spark Eye」導入による火災リスクの低減が期待できるほか、優待価格での「Spark Eye」購入が可能になる。あいおいニッセイ同和損保にとっては、火災保険金の支払対象となる事故の低減が期待できる。イーアイアイは、優待価格を設けた販売を通じた「Spark Eye」の普及拡大が可能になる。

「Spark Eye」は、画像認識 AI の技術により、カメラ映像から火花・火を0.05 秒で自動検知し、アラート発報(自動散水連携が可能)することで廃棄物処理施設の火災延焼を防止するシステム。カメラ映像で検知できるため、ガラス・アクリル越しの設置や、火災リスクの高い破砕機への設置が可能。また、検知データ(検知画像、日時、検知開始時間、終了時間等)の可視化も行える。

同システムは2020年6月以降、民間・自治体の多様な廃棄物処理施設で導入され、導入先での火災延焼『ゼロ』実績が得られているという。また、経済産業省のIT導入補助金2023の支援ツールに認定されている。