2023/12/19
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国メディアによると、内陸部の甘粛省で18日午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)、マグニチュード(M)6.2の地震があり、同省で少なくとも105人が死亡した。隣接する青海省でも11人が犠牲となった。在中国日本大使館によれば、これまでに邦人が被害に遭ったという情報はなく、確認を続けている。
負傷者は合わせて300人超に上り、被害は拡大する恐れがある。習近平国家主席は捜索・救助活動に全力を尽くすよう指示した。
震源地は青海省との境に近い甘粛省中部の臨夏回族自治州積石山県で、震源の深さは10キロ。付近では複数の余震を観測している。国営テレビの映像では、家屋の倒壊や建物への亀裂、路上にがれきが散らばる様子が映っている。
水道や電気などのインフラ設備も大きな被害を受けた。現地の気温はマイナス10度を下回っており、たき火をして暖を取る被災者の様子が伝えられている。中国の専門家は、深夜で避難が遅れたことや、住宅の耐震性が脆弱(ぜいじゃく)だったことなどが多数の死傷者が出たことにつながったという見方を示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方