日本原燃株式会社は2月4日(月)、使用済み核燃料再処理工場など全4施設の同時火災を想定した防災訓練を実施した。

目的:4施設の同時発災を想定し、社として厳冬期においても事態収束に向けた迅速な対応が確実にできることを確認する

実施日時:平成25年2月4日(月) 13時~16時

実施場所:青森県上北郡六ヶ所村(同社施設)

訓練参加者:社員約400名

災害想定:大規模地震発生により、同社の4施設で発災(詳細以下)。

施設名

想定事象

再処理工場

・全非常用ディーゼル発電機の軌道に失敗し、全交流電源喪失状態。
・高レベル廃液ガラス固化建屋の安全冷却水系外部ループを循環するポンプが故障。
・ボイラ用燃料貯蔵所において油火災が発生。

高レベル廃棄物貯蔵管理施設

・予備電源用ディーゼル発電機の不具合により、換気設備及び排気筒モニタが全停止。

ウラン濃縮工場

・外部電源喪失により、非常用ディーゼル発電機に給電。
・液化中の均質槽が故障し、工場内に六フッ化ウランが漏えい。

低レベル廃棄物埋設施設

・廃棄体定置作業中の構内輸送車両が横転し、積載していた廃棄体の中身が露出。
・輸送車両の燃料が漏洩・引火し、火災が発生。運転手1名がけが。