火災発生や消火器へのいたずらなどの可能性を早期に関係者に通知

IoT/スマートタウン構築サービスなどを手がけるエイムネクストと、防災製品・防災システムの開発を行う日本ドライケミカルは、地域防災向け消火器の使用検知・管理ソリューションを展開する。消防設備設置と管理の義務がある施設の利用者・管理者・保守点検事業者を対象としたもので、消火器の格納箱に取り付けた省電力IoTセンサーにより、消火器の使用検知と点検実施状況検知を行う。

同ソリューションでは、格納箱の開閉による異常アラートを場所で特定して通知する機能により、火災発生また消火器へのいたずらなどの可能性を早期に関係者に通知する。また、一定規模以上の施設に対応した「消火器点検記録機能」と、消防設備保守点検業者の「保守施設管理機能」も提供する。

同ソリューションに組み込んだ省電力IoTセンサーは、エネルギーハーベスティング(環境発電)を利用する無線モジュール「EnOcean 920メガヘルツ帯」と、非常に省電力で発信可能な「モノワイヤレス 2.4ギガヘルツ帯」を採用しており、電池交換や製品交換などの業務の省力化に貢献する。

両社は2022年1月から宮崎県高鍋町役場で、同ソリューションのシステム実証稼働を開始。今後、機能拡張も行いながら高鍋町内の他施設への展開を目指し、自主防災組織との連携も進めていく予定。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部