バニーホップは既存設備に後付けできるIoTコネクター3種の販売を開始した。「IoT Connectot」(写真左上)、「IoT Connector LTE」(同左下)、「IoT Connector PRO」(同右)

IoT企画・開発のバニーホップは24日、既存機器をインターネットを経由して遠隔操作できる「IoTコネクター」の販売を開始したと発表した。オフィスのドア・照明・空調機器や工場の製造機器など、既存設備の無電圧接点を同製品に接続することで設備をIoT化できる。各種センサーやモニタリングシステムと既存設備を連携させることで、外気に応じた室内環境の自動調整や、在庫状況に応じた設備の自動制御などのシステムが安価に構築できる。

発売する機種は3種。ローコスト型の「IoT Connector」(ICO−2)は2口の接続端子とLANポートのみの最小限仕様。「IoT Connector LTE」はLTE回線により無線通信が可能。EthernetとLTE回線を二重化させた高信頼型の「IoT Connector PRO」は8口の接続端子を持つ。価格はそれぞれ「IoT Connectot」が10万円程度/台、「IoT Connector LTE」12万円程度/台、「IoT Connector PRO」が20万円程度/台。

制御対象機器は、無電圧接点入力を備えている産業用機器。例えば自動ドア、シャッター、電気錠、照明、空調機、緊急警報装置といった建設設備のほか、工場の製造機械なども含まれる。

操作はスマホやPCのブラウザ上のAPIを経由して行う。同社では現在、操作プログラムの開発受託も行っており、これまでにマンションのエントランス自動ドアに接続した「居住者のスマホで開けられる後付オートロックシステム」や、イルミネーション照明に接続した「イルミネーション点消灯時刻をインターネット上のカレンダーと同期させるシステム」などの構築例があるという。また今後は製品購入企業が自ら操作プログラムを構築できるよう、汎用のウェブAPIプログラムを開発中。現在サンプル版でも既存機器のオン・オフ操作ができるという。

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https://www.bunnyhop.jp/products/iot-connector/

(了)

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