2021/09/01
防災・危機管理ニュース
鹿島建設(東京都港区)は8月26日、首都直下地震など最大級の地震を想定したBCP訓練を全社一斉に実施した。本社と首都圏4支店(関東、東京土木、東京建築、横浜)では午前9時に、埼玉県さいたま市を震源とするM7.5、最大震度6強の地震が発生し、周辺地域では甚大な被害が発生したと想定。停電・断水の発生、公共交通機関停止、主要道路は車両通行規制などの状況下でも、社会インフラの復旧や顧客対応を早期に開始すべく、関東支店を他の3支店が支援する体制で輸送方法・ルートの検討、人員・重機・物資の手配などを訓練した。
今回の訓練では、震災発生後、いち早く復旧活動を始めるためには、まず社員が家族の安否確認を迅速・確実に行い、復旧活動に専念できる状況を作ることが必要として、社員各自が災害時における「家族との連絡手段」を第3順位まで決めた上で、実際に連絡を取り合った。また、社員だけでなく、社外の人材や国内グループ会社に所属する約2万4千人を対象とした「従業員安否システム登録訓練」も全社一斉に行った。
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