2018/04/05
ニュープロダクツ
産業用ドローンの周辺機材を開発・販売するユークラフト(愛知県岡崎市)は、インフラ点検などローンを狭所で操作する場合に障害物との衝突や巻き込みを防ぐためのプロテクターを5月末から発売する。カーボン繊維パイプなどを製造するホーペック社との共同開発。
フレームは直線部が6mm径の長繊維カーボン、交差部は8mm径ナイロンと短繊維カーボンの複合材で構成。強度と重量のバランスをとっている。機体は機体全体をカバーする独特の立体構造に成型し衝撃荷重を分散する。
主に建設・土木の高所・狭所の点検業務を想定。障害物がある方向により、側面のみを守る1重タイプ(重量100g)、側面と上面を守る2重タイプ(同200g)、側面・上面・下面の全方向を守る3重タイプ(同300g)から選べる。いずれも同機種の最大積載量400g以内におさまる。
取付操作は、DJI社純正アクセサリ用のプロテクター装着用のネジ穴(4カ所)に同製品の固定ブラケットを差し込みねじ止めする。取付にかかる時間は1~2分程度。取付用のねじ・ブラケットと工具の六角ドライバー1本は製品に付属する。
価格目安は、1重タイプが10万円、2重タイプが20万円、3重タイプが30万円(いずれも税別)。製品は「DJI Phantom 4」シリーズ向けだが、オーダーメイドで市販ドローンの各機種に対応できるという。
■製品紹介ページはこちら(製造元・ホーペック社より引用)
http://www.hopec.jp/AnzenDroneGuard.pdf
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:峰田 慎二
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方