2018/03/29
ニュープロダクツ
三和シヤッター工業は22日、耐震性能等級D-3に対応した共用部用耐震SD「AKUZO」を4月1日より販売開始すると発表した。地震発生後にもドアを開放できる耐震性能があり、施設内に閉じ込められることなく、安全にドアを開けて施設外へ脱出できる。マンションや商業施設、宿泊施設などでの導入を見込む。
ドア枠と扉のクリアランスを大きく確保することや、耐震仕様の金物を標準装備することで、電気錠や自動施錠にも対応する。ドア枠が変形しても、デッドボルト(本締)とストライク(錠受け)が干渉することなく扉を開放できるように考慮された耐震ストライクを装備している。
マンションの玄関ドアは耐震仕様が普及しているが、共用部避難経路上に設置されたスチールドアについては標準品としての耐震仕様がなく、オーダー品で対応していた。しかし共用部に採用されることの多い電気錠や自動施錠に使用できる金物がなく、対応が困難だった。
耐震性能は、地震などの外力によりドア枠に変形が生じても扉が開放可能であるかを表す。面内変形追随性の等級は、JIS(日本工業規格)の「JIS A 4702 ドアセット」によって定められた面内変形角に対応した等級で、片開きドアセットの高さ寸法に対する上下枠の面内変位の度合いによって表され、数字が大きくなるほど耐震性能が高いことを示す。
参考価格は幅850mm、高さ2000mmで、12万1000円(消費税、取付工事費、搬入費、諸経費は別)。
■ニュースリリースはこちら
http://www.sanwa-ss.co.jp/info/p-list/001083.html
(了)
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リスク対策.com:横田 和子
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