2018/03/28
防災・危機管理ニュース
横浜市とTBSホールディングスは27日、包括連携協定を締結。林文子市長と武田信二社長が出席し横浜市役所で締結式を行った。ドローンやIoTの活用などが盛り込まれた。
協定ではドローンやIoTといった技術活用による中小企業の支援や新たなビジネスモデル創出、社会課題の解決のほか、市内にあるTBSの緑山スタジオの活用も盛り込まれた。緑山スタジオはドローン飛行規制の人口集中地区(DID地区)から離れており、申請なくドローンが飛ばせる。横浜市では消防局の訓練などで同スタジオを利用しており、さらなるドローン活用へ同スタジオを利用する方針。ドローンは規制が多い中、TBSは行政との連携を深めることで、報道のほかCG合成や空撮といった新たな映像技術開発での活用を進めるほか、横浜の地元企業への貢献も図る。
横浜市は先進技術の活用や中小企業支援へ「I・TOP横浜」を設立しTBSも参画。林市長は「緑山スタジオでドローンの操縦訓練を行っており、市の消防局や道路局、環境創造局のほか、市内の中小企業が先進的な技術を学んでいる。今年の出初め式では消防局の若い女性職員がドローンを器用に飛ばし驚いたが、緑山スタジオで指導を受けていたことを後で聞いた」と説明。武田社長は「当社は関東地方の会社であり、地域密着型の会社を目指している。関東各地でこういった協定を結んでいきたい」とした。横浜市が放送局と、TBSも地方自治体と協定を締結するのは初めて。
■ニュースリリースはこちら
http://www.tbsholdings.co.jp/pdf/news/201803271500.pdf
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方