2018/03/20
防災・危機管理ニュース
東京都は19日、JTBと「ワイドコラボ協定」を締結。小池百合子知事と同社の高橋広行社長が出席し東京都新宿区の都庁で締結式が行われた。防災・減災や地域の安心・安全などで連携・協力する。
「ワイドコラボ協定」は都と企業とが複数の政策にまたがって連携・協力を行い、地域社会発展と都民サービスの向上を目指すもの。JTBで締結は8社目となった。協力の内容は(1)文化の振興(2)農林水産業の振興(3)環境(4)防災・減災(5)ライフ・ワークバランスおよび女性の活躍推進(6)健康増進(7)地域の安心・安全(8)ツーリズムの発展(9)その他-の9項目。
都とJTBによると具体的な取り組み内容はこれから詰めていく方針だが、締結式で小池知事はインバウンド強化や2020年東京オリンピック・パラリンピックへの期待のほか、「観光はもとより幅広い分野で連携し、東京の持続的発展と都民サービス充実へ、協定を生かし『磨かれた東京』を都内・国内・世界に発信したい」と述べた。
高橋社長は「協定の約束を果たせるよう全力で取り組む。東京の地域資源を掘り起こし、磨き上げて広く発信して交流をおこすことで地域発展に寄与したい」と述べた。JTBでは4月1日付で「東京交流創造事業部」を設立し、協定内容の実行に取り組んでいく。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方