2021/06/17
事例から学ぶ
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インフィニマム(島根県松江市、福間正人代表)は、夫婦2人で営むホームページ制作会社。個人事業の同社がBCPを策定したのは、必ずしも有事に備えてではない。何よりも「いま」の経営を変えたかったからだ。人・物・金のリソースに乏しい小さな会社にとって、災害に見舞われてなお事業継続を図るには、重要業務の綿密な洗い出しと必要な対策の標準化、何より他社との協力・連携が欠かせない。だが、そうした取り組みは確実に顧客の信用を高め、自社の生き方を見直す機会になった。会社の事業継続は顧客の、協力業者の事業継続があってこそ――経営に与えた「気付き」は計り知れない。
インフィニマム
島根県松江市
❶ BCPは「いま」を変えるためのツール
・漠然とした経営、特色のない事業を変えるためのツールとしてBCPに着目。リスクへの備えを、平時の改善とリンクさせる
❷ 基本は代替戦略。自社のソフトと連携体制を強化
・重要業務の継続に必要なハードだけでなくソフトも細かく洗い出し。データバックアップや復元訓練、同業他社との事務所共有などの対策を平時の業務に標準化したことで、顧客への説明力、信用力が格段に向上
❸ 自社の事業継続は顧客の事業継続があってこそ
・中小企業や個人事業主は1社単独で生き残ることはできない。自社が事業継続に取り組むのは、顧客や協力会社の事業継続のため。そう気付き、さまざまな地域貢献活動に乗り出す
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