2018/02/21
防災・危機管理ニュース
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福井県の西川一誠知事は21日、内閣府など関係省庁を訪れ今月の大雪に関する要望を行った。内閣府では小此木八郎・防災担当大臣が面会。除雪経費に対する財政支援や道路整備などを訴えた。
除雪・排雪の予算額は現時点で県が33億円、市町は120億円で計153億円となる見込み。当初予算では県は22億円、市町は20億円しか用意しておらず、2月の補正予算として県は11億円、市町は100億円を計上する予定。今後さらに費用が膨らむ可能性もある。補助制度や特例措置の実施のほか、特別交付税の措置への配慮も要望した。県分については補助率3分の2の雪寒地域道路事業費補助、市町村分は同じく2分の1の幹線市町村道除雪費補助の臨時特例措置がある。道路整備では国道8号が3日間通行止めになるなどの被害があった。国道や高速道路の広域除雪など対応の強化、2車線区間の4車線化など国道8号の整備促進を要望した。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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