2018/02/20
ニュープロダクツ
一般社団法人EFC(アース・フレンドリー・サーキュレーション)は、障害者や高齢者などを対象に、介護に必要な道具・設備や介助内容までを含めた災害時の備えを考えるためのチェックキット「安心・防災帳」を活用したワークショップを開催している。
キットは、国立障害者リハビリテーションセンター研究所が障害者・高齢者のために災害時に必要となる備品などを整理するためのチェックツールとして開発したもの。大規模災害に備え、自らの障害に合わせて必要な備えを洗い出す。
まず自分の生活環境・身体状況を「わたしの身体」の表に記入して、現状を振り返る。次に主な1日の活動も 「わたしの生活」 の表に記入して、 自分の生活に必要な機器や介助について確認する。 こうして自身の状況把握に基づき、 自身の生活に必要不可欠なもの・サービスと、現在の備えの状況を確認する。最後に災害時の状況を想定した質問に応じて、 現在の備えに不足しているものを見つけ、 今後必要となる備えをリスト化していく。
あらかじめ用意されたワークシート、約60項目のシール、自由記入できる付せん紙などを活用し、ファシリテーターとやり取りをしながら、ステップに沿って作成を進めることで、自分自身の身体状況や生活に合わせた備えリストを作成することができる。 同時に介護に必要な道具や設備、1日の介護スケジュールや内容をまとめた資料ができるため、実際の災害時に避難所などで第三者がスムーズに介護を引き継ぐツールにとしても活用できるという。
キットは1セット1000円(税別、送料別)。ワークショップは1回5万円を基本とするが、内容・価格などの相談にも応じる。
■EFCによるサービス紹介ページはこちら
http://efc.or.jp/business/bus02
(了)
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リスク対策.com :峰田 慎二
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