2018/01/25
ニュープロダクツ
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ウェザーニューズ(本社:千葉市)は23日、花粉シーズンの開始を控え、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」で「花粉 Ch.(チャンネル)」をオープンしたと発表した。リアルタイムの花粉飛散量や、天気、風の予報を時系列で一覧できる1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報を無料でチェックできるほか、毎日の症状を記録することで「マイカルテ」を作成できる。同時に「花粉対策アラーム」の登録も開始し、その日の予想飛散量や花粉シーズンの開始・ピークをスマホにプッシュ通知するだけなく、花粉症タイプを診断する「花粉症チェックシート」に答えると、毎朝一人一人の症状にあった花粉対策や、大量飛散の情報を知らせる。
「花粉 Ch.」は、花粉観測機「ポールンロボ」が観測した花粉情報から提供するコンテンツ。自宅や職場など常にチェックしておきたい地点がある場合は「マイタウン設定」をしておくと、アプリを起動してすぐに確認することができる。1時間ごとの予報で、外出する時間帯に花粉の飛散が多いかどうかを把握でき、どの時間帯が一番注意が必要なのか確認し、事前に対策ができる。
「マイカルテ」は、個々の症状と花粉の飛散量を毎日記録するコンテンツ。目、鼻、のど、肌のそれぞれの症状や、つらさの程度を報告すると、その日の花粉飛散量とともに、報告した内容が蓄積される。症状を毎日記録することで、シーズンを通してどの日がつらかったのか、花粉飛散量と併せて確認することができ、同様の飛散量が予想される日の対策に役立つ。
「花粉対策アラーム」は、毎朝6時にその日の予想飛散量をスマホにプッシュ通知し、花粉シーズンの開始やピーク到来時・大量飛散時には臨時で情報を届ける。「花粉症チェックシート」でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、肌のかゆみ、のどの痛みの6つの項目に回答するだけで、個々の症状にあった花粉対策情報を通知し、GPS機能により居場所に合わせた情報を伝える。同社がこれまで寄せられた症状報告を分析したところ、花粉症の症状がつらくなる風の条件には個人差があることが分かっており、予測手法に風向・風速の条件が加わっている。
同社は「今シーズンの花粉飛散量は、全国で平年(2008~17年平均)の65%、2017年の75%と少なくなる見込みだが、雨の翌日や強風時には一時的に大量飛散する恐れがあるため油断できない。時間帯によって花粉飛散量は変化し、同じ日でも症状に強弱が出ることが分かっているため、症状の悪化を防ぐためには、花粉飛散量の変化をより詳細に把握することが重要」とする。
■ニュースリリースはこちら
https://jp.weathernews.com/news/21393/
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
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