2018/01/23
防災・危機管理ニュース
警察庁は18日、2017年の犯罪統計資料暫定値を発表した。刑法犯総数は、犯罪の発生を認知した件数を示す「認知件数」は91万5111件となり、前年の99万6120件に対して、8.1%減少した。また検挙状況も、検挙件数32万7105件と前年比3.0%減少、検挙人員21万5063人と同5.0%減少した。
ただし個人の命や身体・財産の侵害に大きく関わる「重要犯罪」の件数は、総数では減少傾向にあるものの、一部で増加を示した。具体的には強盗が認知件数1852件と、前年より20.6%減少、強制わいせつが認知5808件と前年比6.1%減少したものの、殺人が認知920件と前年の895人と比べ2.8%増加。また放火959件(前年比4.9%増)、強制性交等1111件(同12.3%増)、略取誘拐・人身売買239件(同4.8%増)と、前年より増加した。また詐欺など知能犯の認知数も4万7018件と、前年の4万5778件と比べて2.7%増加した。
■ニュースリリースはこちら
https://www.npa.go.jp/toukei/keiji35/new_hanzai.htm
(了)
リスク対策.com :峰田 慎二
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/10/29
-
-
-
-
-
-
-
-
-
なぜコンプライアンスの方向性はズレてしまったのか?
企業の不正・不祥事が発覚するたび「コンプライアンスが機能していない」といわれますが、コンプライアンス自体が弱まっているわけではなく、むしろ「うっとうしい」「窮屈だ」と、その圧力は強まっているようです。このギャップはなぜなのか。ネットコミュニケーションなどから現代社会の問題を研究する成蹊大学文学部の伊藤昌亮教授とともに考えました。
2024/10/10
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方