2018/01/11
防災・危機管理ニュース
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東京都は9日、「東京2020大会に向けた暑さ対策推進事業」として、調布市の味の素スタジアム(2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時の名称は東京スタジアム)と武蔵野の森総合スポーツプラザ付近で暑さ対策を施す事業者に全額を補助する。申請期限は24日まで。予算枠は2200万円で、この上限まで複数の事業者を選定。熱中症予防を強化する。
オリンピック開催期間は2020年7月24日~8月9日までで、熱中症対策が急務となっている。都では今年度から同事業を開始し、2019年度までに6区市程度を選定する予定となっている。今年度は中央区と調布市がまず選ばれ、1地域あたり5000万円を上限に補助することとなった。2017年5~6月にかけて事業者を募集し、同年7月に対象事業者を決定したが調布市は上限に達しておらず、今回追加募集を実施する。
対象地域は京王線飛田給駅公共通路と、飛田給駅から国道20号線まで伸びる、通称「スタジアム通り」こと調布市道主要33号線およびその沿道。微細ミストや遮熱性・保水性塗装などの整備を見込んでいる。
■ニュースリリースはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/01/09/02.html
■関連記事「五輪へ銀座など8カ所熱中症対策補助」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3268
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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