2017/12/15
防災・危機管理ニュース
東京都は14日、明治安田生命とあいおいニッセイ同和損害保険の2社と「ワイドコラボ協定」を締結。小池百合子知事と明治安田生命の鈴木伸弥会長、あいおいニッセイ同和損保の金杉恭三社長が出席し東京・新宿区の都庁で締結式が行われた。地域の安心・安全や防災・減災で連携・協力する。
「ワイドコラボ協定」は都と企業とが複数の政策にまたがって連携・協力を行い、地域社会発展と都民サービスの向上を目指すもの。今回の2社で締結件数は7件となった。明治安田生命とは地域の安心・安全を含んだ8項目、あいおいニッセイ同和損保とは地域の安心・安全と防災・減災を含んだ9項目について連携する。
都政策企画局によると地域の安心・安全については営業社員を中心とした地域の見守り活動に期待。あいおいニッセイ同和損保の防災・減災については、数々の災害に対応した損保の知見を生かし、防災を所管する都総務局や東京消防庁との協力を見込んでいる。
小池知事は締結式で「これまで(両社が)培われたネットワークや人的資源などを活用し、地域の安心・安全など様々な分野で連携した取り組みを深めていきたい」と述べた。明治安田生命の鈴木会長は「当社の全国4万人の従業員のうち9500人が都内で勤務している。4月からは新企業ビジョンで地域との絆を深める方針を打ち出した」と説明。あいおいニッセイ同和損保の金杉社長は「当社は地域密着の行動指針を掲げ、80以上の地方自治体と連携協定を締結。支援メニューを提供し、活用されている。損保はリスクに対応するということで、安心・安全のまちづくりなどで都と一緒に都民や企業に貢献したい」と意気込みを語った。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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