防災用に備えているものとして、最も多かったのは「懐中電灯」(写真はイメージです)

エフ・ジェー・ネクストは11月28日、首都圏のワンルームに単身入居している未婚の20~30代の社会人400人を対象に、防犯・セキュリティー、防災など“安心・安全”に対する意識をテーマにしたアンケートを実施したと発表した。防犯対策としてやっていることは、「飲料水の備蓄」「食料品の備蓄」が上位、20代の53.0%が「特にしていない」などの結果が出た。

「防災対策として行っていることは何か」の問いでは、「飲料水の備蓄」(34.0%)、「食料品の備蓄」(29.8%)が上位となった。続いて「避難場所・経路の確認」が17.0%、避難時に必要な「非常用持ち出し袋の用意」が15.3%、「家具などの転倒防止」が9.3%だった。年代別では、「特にしていない」人は、20代の53.0%に対し 30代は36.5%となった。

防災用に備えているものとして、最も多かったのは「懐中電灯」(42.8%)。次いで「マスク」(25.5%)、「軍手」(18.3%)、「乾電池」(17.3%)、「医薬・医療品」(16.3%)の順だった。一方、42.8%は「備えているものはない」と回答した。

大規模災害時に携帯電話やスマートフォンで安否確認ができる「災害用伝言板」の認知度について、「使い方を知っている」は22.0%にとどまる。「聞いたことはあるが使い方は知らない」は55.0%。男女別では、男性は女性と比べて「使い方を知っている」(29.0%)人もいる反面、「知らない」(29.5%)人も多いという結果だった。

防犯グッズの所有について、全体では「持っていない」が 86.0%を占めた。持っているものとしては「防犯ブザー」(10.3%)や「笛」(3.5%)だった。

最寄りの交番を把握しているかについては、「把握していない」が27.8%。男女別では差はなく、年代別では「把握している」が20代が68.0%に対し30代が76.5%と高い結果となった。

部屋を決める際に、家賃とセキュリティのどちらを重視するかを聞いたところ、全体では「どちらかといえば家賃重視」が約半数の46.3%でトップ。「家賃重視」の24.3%と合わせて“家賃重視派”は約7割を占めた。

ひとり住まいの部屋に欠かせないセキュリティー設備は、トップから「モニター付きインターホン」(55.5%)、「ドアチェーン」(47.3%)、「オートロック」(46.5%)だった。

■ニュースリリースはこちら
http://www.fjnext.com/ss/2017/11/pr_20171128.pdf

(了)

リスク対策.com:横田 和子