廃線となる三江線。三次駅から江津駅まで乗りました。「天空の駅」と呼ばれる宇都井駅と、江ノ川沿いの川の風景と桜や紅葉が人気です。江ノ川は暴れ川と言われる川でもあります(画像提供:あんどうりす)

晩秋の紅葉が各地で見頃になっていますね。みなさまの地域はいかがでしょうか?紅葉の山記事を書きたかったのに、この時期、防災イベントも多く、山に行けてないあんどうです(涙)。

でも、広島と島根で続けて講演があったので、廃線となる三江線に乗って、川の水面にも映る紅葉を楽しんできました。鈍行での、のんびり旅を予想していましたが、廃線ブームとあって立っている方が半数以上の満員列車でした。帰ってきたら団体客の受け入れ制限ニュースが流れたので、すごく人気なのですね♪

■廃止迫るローカル線、利用者急増で列車大混雑 乗り切れない可能性も JR三江線
https://trafficnews.jp/post/79010

と、世の中は紅葉の話題なのですが、今日は桜のお話です。なぜ今、桜かというと、寒さを感じるこの時期こそ、桜が大活躍する時期だからです。桜の大活躍!それは、

おいしそうな薫製ベーコン!(画像提供:あんどうりす)

薫製ベーコン作りに最適の時期だからです!!薫製は、肉などを保存する技術でもあります。だから災害時の備蓄品にもなります。わが家のこの時期の備蓄品は、おいしい手作りベーコンなのです。いいでしょ♪

ということで今回は、寒さと桜を利用したこの時期ならではの薫製ベーコンの作り方をご紹介しますね。まず、桜です。

薫製なのになぜ桜?その訳は・・(画像:Photo AC)

薫製は煙でいぶすと同時に香りづけを行います。その材料に最適なのが桜です。もちろん他の材料でも出来るのです。栗や樫でも作ったことがあるのですが、桜はやっぱりバラ科だなあと思うのは、独特な高貴な芳香が染み込むのです。初めての方は、桜パワーを楽しんでいただきたいなと思います。

薫製で桜といえば、専用の桜のウッドチップの購入を考える方も多いようです。ネットに出てくるレシピも簡単にできるチップや粉をかためたキューブ状ものもが多いです。でも、普通に落ちている桜の枝でもできます。桜が庭にある人とお友達になるとか、山歩きの時に、ごみとして清掃されてしまいそうな落ち枝を拾って帰るなんて方法で、うちでは枝そのものを集めて使います。1センチ幅の枝を並べて50センチ近くになるまで集めれば、2キロくらいの肉を薫製にできます。

生の枝を採るのは、許されないだけではなく、水分があると、おいしい薫製にならないので、枯れ枝であることが重要なのです。1回であわてて探し回らなくても、1年かけて集めているという感じです。野外に放置して乾燥させておけばいいので、無理なくどうぞ。山桜は、ソメイヨシノよりも野趣あふれる味になるんですよ!

人に害をもたらす自然災害ですが、おいしい非常食を作ることができるのも自然の恵みです。自然の奥深さがじんわり感慨深いです。ではさっそく、美味しい手作りベーコンの手順をご紹介します♪