IoT技術を活用した見守りシステム「tepcotta」のイメージ 

東京都府中市、東京電力ホールディングスとotta(本社:福岡市)は10月31日、IoT技術を活用した見守りシステム「tepcotta」の府中市における実証実験を1日から開始すると発表した。府中市内の3つの小学校で行い、利用者の声などを踏まえ、市内での見守りシステム導入について検討する。

tepcottaはビーコン(電波受発信器)を搭載したホイッスル型の専用端末を持つ子どもや高齢者の位置情報履歴を、家族や保護者などがスマートフォンやパソコンで把握することができるほか、予め登録した基地局付近を見守り対象者が通過した場合に、位置情報を専用アプリやメールで通知を受けることが可能。専用端末は、GPS端末と比較して低コストかつ電池寿命が長いため、頻繁に充電する必要がない。また、ビーコンの電波を受信する基地局も電源コンセントに差すだけで設置できるため、tepcottaの基盤となるシステムを速やかに構築できる。

tepcotta対象エリア内の公共施設や民間施設、東京電力グループの設備に基地局を設置するほか、無料アプリをインストールした地域の住民自身のスマートフォンをビーコンの電波を受信する基地局として活用し「地域のみんなで見守る」ことを目指す。

■ニュースリリースはこちら
http://www.tepco.co.jp/press/release/2017/1464110_8706.html


(了)

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