2017/11/01
防災・危機管理ニュース
気象庁は10月31日、宮崎・鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳の警戒が必要な範囲を火口から概ね3kmだったのを概ね2kmに引き下げたと発表した。火山活動が落ち着いてきたため。入山規制を行う噴火警戒レベル3は継続している。
新燃岳での噴火は10月17日を最後に2週間発生していない。また火山ガスである二酸化硫黄の放出量は同15日に1日あたり1万1000tに達したが、同23日以降は200t以下にまで減少している。傾斜計も同16日以降、大きな変化はないという。
こういった動きを受け気象庁は警戒範囲の縮小を決定した。大きな噴石が2km程度まで、火砕流が1km程度まで達する危険性があり、引き続き警戒も呼びかけている。気象庁によると、もし警戒範囲がさらに1km縮小されると、噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)に引き下げられるという。
■ニュースリリースはこちら
http://www.jma.go.jp/jma/press/1710/31c/shinmoedake171031.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方