消防局員が装着するウェアラブルIoT製品「hamon」

ミツフジ株式会社(本社:京都府精華町)は27日、福岡市消防局の消防学校で、同社のウェアラブルIoT製品で心拍、筋電、呼吸、脳波などの生体情報を収集できる「hamon(ハモン)」を使用し、教育訓練と研修時の見守り実証実験を11月7日より開始すると発表した。受講する消防局員がhamonを装着し、RRI(心拍間隔)や加速度の取得を行う。得られたデータを元に心拍数の算出、ストレス値の算出、体調の検知、転倒の検知などのロジックの開発、精査を行い、体調見守りサービスのレベル向上と、ビジネス展開に生かしていく予定だ。

採択発表でパネルを渡す高島宗一郎・福岡市長(右)とミツフジの三寺歩社長(左)

同プロジェクトは、福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)が主催する「福岡市実証実験フルサポート事業」 2017年度第1期採択プロジェクトに採択され、福岡市経済観光文化局の協力のもと実施される。

12月をめどに福岡市に研究開発拠点を開設し、同プロジェクトをはじめとする製品開発を行う予定。同社は「福岡や九州の行政と連携しながら、企業、大学との提携、開発に取り組み、社会課題の解決への取り組みを加速する」とする。

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(了)

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