秋の台風シーズンに覚えておきたい災害に「風害」があります。2018年台風21号では、関西空港で最大風速46.5メートル、最大瞬間風速58.1メートルを観測するなど、近畿地方を中心に記録的な暴風となったことも記憶に新しいと思います。発達した低気圧や竜巻などによる暴風や強風もあり、「風害」は台風以外でも発生するおそれがあります。今回は「風害」のポイントを見ていきましょう。
1.風害について
●台風発生時は特に注意
天気予報では、風の強さを「やや強い風」「強い風」「非常に強い風」「猛烈な風」のように表現しています。
風の強さにより、下図のような影響が出る可能性があるので、風が強くなりそうな日は気象情報を確認し、風の強さによっては、外出をせず室内に留まるようにしましょう。また台風の接近・通過時には、活発な積乱雲により竜巻などの激しい突風が発生しやすくなりますので、特に注意しましょう。
台風周辺の風速
1.強風域:平均風速15メートル毎秒以上の風が吹いているか、吹く可能性のある範囲
2.暴風域:平均風速25メートル毎秒以上の風が吹いているか、吹く可能性のある範囲
2.風害の備えについて
●強風前に自宅の中へ
強風・暴風が予想される場合は、飛ばされてしまいそうなモノは自宅の中に入れるか、柱などにロープやチェーンなどで繋いで固定しましょう。雨戸がない窓には、万が一ガラスが割れた場合に備え、飛散防止フィルムを貼り、カーテンを閉めておきましょう。
また、暴風時は飛ばされたモノにより、けがをするおそれがあるので、なるべく外出は控えましょう。外出しているときに暴風が吹いた場合は、近くの建物の中に避難し、窓から離れた場所にいるようにしましょう。
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