画像を拡大 (写真提供:いなべ市 総務部 防災課)

三重県いなべ市に防災拠点倉庫ができました。この防災拠点倉庫は、物流を極めた防災物流倉庫になっているのです。

何が違うのでしょうか? 答えは「物流」の文字の中にあります。

画像を拡大 (写真提供:いなべ市 総務部 防災課)

防災倉庫に必要なものと言われて思い浮かべるものは何でしょう? この建物の中をイメージしていただければと思うのですが、倉庫といえば、まず多くの方が下の写真のような「棚」を思い浮かべるのではないでしょうか。そして、棚いっぱいの備蓄品ですよね。

画像を拡大 倉庫(写真イメージ:写真AC)

ところが、いなべ市の防災拠点倉庫の中はこのようになっています。メインの場所に棚がありません。

画像を拡大 (写真提供:いなべ市 総務部 防災課)

とはいえ全くないわけではないのです。上記写真の右奥を別の角度から見るとこうなっています。

写真を拡大 (写真提供:いなべ市 総務部 防災課)

 

棚がやっぱりあるのでは?と思うかもしれませんが、メインの場所ではありません。備蓄資機材はこちらに置かれているものの、メインに鎮座してはいないのです。

なぜ、棚にたくさんの物資を並べておかないのでしょうか。この謎を解くには、最近の物資支援の実情を知っておく必要があります。