スマートフォンの普及などでWi-Fiの利用は一般化しており、対策は急務となっている(出典:IPAホームページ)

16日、無線LAN(Wi-Fi)の通信規格であるWPA2に脆弱性が見つかったことから、総務省と情報処理推進機構(IPA)は注意喚起を行った。主要メーカーのパッチ提供を確認し、あればすぐにあてることが重要。

WPA2には暗号化が破られ、通信内容を読み取られる可能性がある。IPAでは回避策としてHTTPでなくHTTPSによる重要情報の送信、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)や有線LANの利用を紹介している。ただしIPAや総務省によると、パッチをすぐにあてることが最も重要という。Windowsはすでに修正プログラムを公開している。機器メーカーやOSのアップデート情報に注意し、確認したらすぐの対処が必要とされている。

■ニュースリリースはこちら
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000274.html(総務省)
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20171017_WPA2.html(IPA)

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介