2020/09/01
セミナー・イベント
※ウェビナーシステム「ZOOM」で配信予定です。セキュリティーポリシーなどにより視聴いただけない場合がございます。事前に視聴可能かどうかご確認の上、お申し込みください。
数字から具体的な影響を実感できるようにする
台風による水害への対策として防災タイムラインなどの策定が進んでいます。そうした事前の計画をいざ実行に移す際に重要となるのが気象情報です。しかし、気象情報の中にはどのような影響が出るのかが判別しづらい数字や言い回しが数多く出てくるため、判断の難しさを感じられることがあるのではないでしょうか。
例えば台風時によく聞く「○○地方の多いところで○○ミリの雨」というフレーズがその1つです。こうした予報に接すると「自分の地域は果たして多いところに該当するのか?」、「○○ミリの雨が降ったらどのような影響が生じるのか?」といった疑問が頭に浮かぶはずです。
そこで今回のレクチャーでは、雨量といった数字から影響を見通せるようになる方法をお伝えするとともに、分かりづらい気象情報をかみくだいて説明します。レクチャー前半では気象防災の文脈でよく使われる「閾値」(しきいち)という考え方をご紹介しながら、どの程度の雨量からが「大雨」となるのかを把握する方法を学びます(実践演習付き)。レクチャーの後半部分では、気象予測の特徴について解説した上で、台風などの際に段階的に発表される情報の使い方や利用上の注意点などを説明します。
レクチャーが終わる頃には、「○○地方の多いところで○○ミリ」といった予報からこれまでよりも意味が汲み取れるようになるはずです。気象情報活用のレベルアップを図る機会としてお役立てください。
オランダ在住の気象スペシャリストが講師
講師はオランダ在住で、リスク対策.comに連載いただいている気象予報士の渡邉俊幸氏(気象とコミュニケーションデザイン代表)。
2001年より愛知県旧西枇杷島町の防災担当として災害対策に従事。2005年に民間気象会社に移り、情報を伝える側として全国の自治体などに向けて防災気象情報を提供。その後、民間シンクタンクを経て、2013年よりオーストラリア・クイーンズランド大学院修士課程にて気象情報の利用に関する研究を進める。2014年から水害対策で世界の先端を行くオランダに拠点を移し、気象情報の利用や水害対策についてコンサルティングを行う気象とコミュニケーションデザインを設立。2017年から2018年にかけて、世界銀行の防災分野のシニアコンサルタントとしてエチオピア政府を対象としたプロジェクトにも参画。国際基督教大学卒業。1977年、愛知県生まれ。
【主な話題提供】
・雨量を理解するポイント
・地域の「閾値」の調べ方
・「閾値」探しの演習と解説
・台風などの際に発表される各種情報の見方・使い方
開催概要
◆日時:2020年10月2日(金)
16:00~18:00(会場配信開始 15:30~)
◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)
◆定員:40人
◆参加費:8000円(資料・税込み)
プログラム
※15:30から映像配信を開始する予定です。通信状況などをご確認ください。 開会 16:00 |
プログラム案 1. 自己紹介・あいさつ |
終了 18:00 (予定) |
※プログラム・タイムスケジュールおよび講師は、都合により変更になる可能性があります。
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TEL03-3556-5525 E-mail: risk-t@shinkenpress.co.jp
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