IoT機器のICチップにセキュア情報を書き込むことで安全性を確保する

凸版印刷は10日、生活家電や計測器、農業用センサーなどIoT機器のICチップにセキュア情報を書き込むことで安全性を確保する、共通鍵暗号方式の仕組みを用いたセキュリティサービスを10月下旬から提供開始すると発表した。IoT機器のデータを暗号化し、秘密鍵がなければ復元することができない。データの盗難や改ざん、乗っ取りを防止できるサービスだ。

暗号化と復号に同一の鍵を用いる「共通鍵暗号方式」でセキュリティ性の高い認証ができる専用の認証プラットフォームを採用。従来一般的に用いられてきた、暗号化と復号に異なる鍵を用いる「公開鍵暗号方式」と比較してデータが小容量で済むため、従来ネットワーク接続を想定していなかったICチップのデータ容量が少ない機器にも導入できる。暗号鍵の生成・登録はネットワークを通じて行うことができるため、すでに設置済みのIoT機器に対しても導入が可能だ。

提供に先立ち、Rubicon Labs Inc.(本社:米国・カリフォルニア州)が保有する共通鍵暗号方式ベースの認証プラットフォームについて、日本国内における独占販売契約を締結することを合意した。

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(了)

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リスク対策.com:横田 和子