3つのコースを用意。説明会も開催する(出典:東京都福祉保健局ホームページ)

東京都は10日、東京商工会議所、東京都医師会と連携し、企業の感染症対策を支援する「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」の今年度参加企業の募集を発表した。感染症BCP(業務継続計画)など3つのコースを用意。参加企業は都のホームページに掲載される。

同プロジェクトは都、商工会議所、医師会が連携し、都内企業の感染症対策を支援するもの。事業所や部署単位でも参加は可能。企業が行うべき取り組みとして1.感染症理解のための従業者研修2.感染症BCPの作成3.風しん予防の推進―の3つコースを設定。それぞれの達成基準は1.従業者の8割以上が教材受講2.事業所単位でのBCP作成3.風しん抗体保持者が従業者の9割以上。

感染症の研修教材やBCPのひな形、予防接種協力医療機関のリストなど各コースともツール提供で参加企業を無料でサポートする。参加企業は都ホームページに6か月間掲載。各コースの基準を達成したら達成企業としてずっと掲載される。コースは単独のみでなく2つもしくは全ての選択も可能。都では今月から12月まで説明会を5回開催。コースには説明会に参加せずに直接申し込むこともできる。

■ニュースリリースはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/10/10/04.html

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リスク対策.com:斯波 祐介