2017/10/04
ニュープロダクツ
NTTテクノクロスは9月28日、同社のデータ受け渡し製品「Crossway/データブリッジ」にプロット(本社:大阪市)のファイル無害化エンジン「Fast Sanitizer」を組み合わせた新製品「Crossway/データブリッジ 無害化オプション」を11月1日から販売すると発表した。ネットワークが分離されている基幹系システムへマルウェアなどの感染を防止しながら、安全で効率的なファイルの受け渡し、情報漏えいを防止する。
悪意を仕込みやすいファイル内のマクロ領域や埋め込みオブジェクトを除去し、PDFファイル内に仕込まれたJavaScript、画像ファイル内のメタデータなどの領域も全て削除・除去することで、マルウェアの侵入リスクを減らす。インターネットから物理的に分離した環境へデータを受け渡す際には、リスクを除去し無害化したファイルを送信用と決めているフォルダに置くだけで自動的に受け渡すことができる。
「Crossway/データブリッジ」は、USBメモリに代わり安全にデータ受け渡すことで情報漏えいを防止する機器として、地方自治体や教育機関、企業で利用されている。今回、150以上の自治体に導入されているプロットが提供するファイル無害化機能付きファイル交換システム「Smooth File」のエンジンとなる「Fast Sanitizer」を「Crossway/データブリッジ」に組み込んだ。
価格は200万円~(税抜き)。保守は製品価格の20%(年額)となる。
■ニュースリリースはこちら
https://www.ntt-tx.co.jp/whatsnew/2017/170926.html
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
- keyword
- 情報漏えい
- マルウェア
- サイバーセキュリティ
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方