2017/09/21
防災・危機管理ニュース
デロイト トーマツは19~21日にかけて、東京大学SiSOC(セキュア情報化社会研究寄附講座)とサイバーセキュリティトレーニングを開催している。デロイト オランダから2名のサイバーセキュリティの講師を招へい。東京大学・大学院の学生を中心とした約40人に座学や演習を英語で教えている。
この取り組みは今年で2年目。SiSOCは東京大学大学院情報学環の中にあり、サイバーセキュリティ研究などを行っている。デロイト オランダはサイバーセキュリティについて先進的な取り組みを行っている。在日オランダ大使館も協力。デロイト トーマツにとっては将来の入社もありえる優秀な学生との接点確保のほか、14日にデロイト トーマツ リスクサービスからの提供を開始した企業向けのオーダーメイド型人材育成トレーニングプログラム「デロイト サイバーアカデミー」で必要なノウハウも得られるという。
3日間のトレーニングではセキュリティに関する座学以外に英語によるレポート提出、ハッキングゲームといった実践演習も実施。成績優秀者にはオランダで政府機関やデロイト オランダ、ベンチャー企業などの視察ツアーに招待する。
■関連記事「サイバー人材育成をオーダーメイドで」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/3713
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
- keyword
- サイバーセキュリティ
- デロイトトーマツ
- オランダ
- 東京大学
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方