デロイト トーマツ リスクサービスの丸山社長は、企業に合った人材育成を行う方針を語った

デロイト トーマツ リスクサービスは14日、サイバーセキュリティ人材の育成トレーニングプログラム「デロイト サイバーアカデミー」の提供を同日から開始すると発表した。企業に対しコンサルティングを実施。その企業に合った人材を育成するトレーニングをカスタマイズし実践する。

2020年にはサイバーセキュリティ人材が約19万3000人不足することが見込まれるほか、必要とされる人材の定義があいまいなままで育成がうまくいかないケースもあることから、同社ではオーダーメイド型のトレーニングを提供することとなった。

企業に対しまずコンサルティングを実施し、必要な人材モデルを策定。その目指す人材にふさわしいスキルをつけられるよう、コンサルタントがセキュリティ対策プロジェクトと連携したトレーニングを実施する。

コースでは、攻撃者の視点からシステムを探訪し、セキュリティ対策の理解を深める「ハンズ・オン・ハッキング」やCSIRT向けのインシデントハンドリングを学ぶ「インシデントマネジメント」といった実践的な内容を用意している。人数は1人からでも対応。期間も相談に応じる。

デロイト トーマツ リスクサービスの丸山満彦社長は14日の記者発表会において「当社グループではグローバルな内部アカデミーがあり、サイバーセキュリティも扱っている。今回のサービスではコンサルティングとアカデミーコンテンツを組み合わせ、企業ごとにトレーニング内容を作っていく」と説明した。

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https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20170914.html

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介