2017/09/12
ニュープロダクツ
東京電力ホールディングス(以下、東電HD)は7日、日本交通グループのJapan Taxi、otta(本社:福岡市)と共同で、東電HDが提供するIoT見守りサービス「tepcotta(テプコッタ)」について、日本交通のタクシーを基地局として利用することを発表した。高齢者や子どもの端末から出る信号をタクシーに搭載したタブレットが受信。家族や保護者がスマートフォンやパソコンで位置情報を把握する。
tepcottaは、ottaのIoT技術を活用。専用の端末からBluetoothを発し、基地局に位置情報を送信。家族や保護者はパソコンや専用アプリをインストールしたスマホで位置を確認できるほか、学校など特定の施設を選択し、来た際にメール通知を受け取る設定も可能。現在、東京・渋谷区を中心に実証実験を行っている。
Japan Taxiはタクシー配車アプリ「全国タクシー」を展開するなど、タクシーのICT活用を担う企業。日本交通の約4100台のタクシーには後部座席に乗客が視聴するためのタブレット「Tokyo Prime」が設置されている。同タブレットにtepcottaの端末を検知するアプリを導入。基地局として活用する。
東電HDではタクシー利用以外に電柱や施設などに基地局を置き、渋谷区からエリアを拡大し本格的な事業展開を図る。事業化した際には、月額500円程度での利用料となる見込みだという。
■ニュースリリースはこちら
http://www.tepco.co.jp/press/release/2017/1451258_8706.html
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:斯波 祐介
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方